2015/03/11

ちょっといっぷく・・・【3.11が教えてくれたこと】


東日本大震災で被災された方、お身内がお亡くなりになられた方


改めまして、本当に大変な思いをされて心からお見舞い申し上げます





あの日から、もう4年も経つなんて本当に月日の過ぎるのは早いものです


遠く離れた北海道でも、あの日のことは鮮明に覚えています


テレビの中の映像が、まるでドラマの特殊撮影や資料映像のようで


ひっきりなしに 『これって今起きていることなのか?』、『この映像って本当なの?ウソだろ?』


って心の中で問いかけていたことを思い出します


 あの日から、連日テレビで報道された災害の様子を見ながら


お酒って、こんな大変な状況のもとじゃまるで役に立たないものだなって感じてしまいました


水がほしい、ライフラインの復旧が、食料が、生活物資がって


生き延びるのに、その日をやり過ごすのに精いっぱいの日々


加えて、身内やご近所さん、友達、知り合いの安否さえわからない状態が


住み慣れた町を離れなきゃならないくなった人や、


原発が原因で地元を追われた方たちだって沢山いたのに


お酒は飲める人の憂さ晴らしにはなるかもしれないが、


飲めない人や子供たちにとって、何の役目すらない


水の代わりになるわけでもなければ、命をつなぐのに必要なものなんかじゃない


確かに生き伸びていく術が整ってきてからであれば、


お酒も何らかのお役に立てることもあるでしょうが・・・


そう考えると、お酒屋さんである自分が当時は本当に情けなくなりました


直接被災地の復興や復旧に関われるわけでもなく、無力感さえ感じていましたし


被災地のため、大変な思いをされている人たちのため、何ができるかと言われても


頑張って!ご無事で!と願うことしかできなかったというのが、本音でした


でも、ある頃から、何も出来なかったとしても、同じ日本国民として、あれだけの犠牲や被害から、


何かを学ぶことだけは出来るんじゃないか?というように考えるようになりました


あの状況をテレビの画面からではありますが、目の当たりにして


災害の時に何が出来るかといえば、何も出来ないんだろうということだけはわかりました


ということは、日頃からできることを自分の立場をフル活用して頑張るしかないんじゃないか


だとしたら、自分は地域の人々がお酒に関わる場面でお役に立てるお酒屋さんになることを


念頭に置きながら商売をしていこうと思うようになりました


震災が無かったら、果たしてこんな風に考えるようになったかは疑問です


地域で根を張って商売をさせて頂いているからには、


せめて地域の人たちの消費のシーンのお役に立てるようになることが


大切なんじゃないかと教えてもらったような気がします


これからも毎年3.11は必ず訪れます


この日が来ることで、こういう思いを再確認しながら、日々頑張ってみようと思います 



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