当店の地元でさえ、海の日の連休を境に本格的暑さがやってきました
テレビを見ても、猛暑、熱中症、記録的・・・なんて言葉のオンパレード
先日もお客さんと話していたのですが、
30年以上も前の自分たちの子供時分、熱中症なんて言葉聞いたことなかったよねってね
猛暑日なんて言葉も、子供の頃に聞いた覚えがないし、
いろんなことが変わってきているのは、こんなことを取り上げてもよくわかります
でももちろん変わらないものも沢山あるのですが、
そんな夏の風物詩もそれ自体、またはそれを取り巻く環境が残念ながら変化しています
写真の画像、美味しそうですよね、そうです、ウナギです!
夏は特にですが、見ているだけで美味しいそうですし、食べたら元気になりそうな気がしますよね
でも最近、スーパーやコンビニへ行くと、ウナギが置いてあるはずの場所に
さんまの蒲焼や、アナゴの蒲焼が置いてあることを目にするようになりました
ウナギは確かに昔から庶民の高嶺の花、だからせめて夏、土用の丑の日位はと思ったものです
それが、近年、ウナギの量が激減して価格が高騰したこともあり、より高嶺の花になったのですが
その需要を取り込もうと、さんまやアナゴの蒲焼を売るお店が・・・
ダメじゃないんですよ、ダメじゃ、ただ、ウナギが食べたいんですよ
でもね、さんまやアナゴがウナギを変えない消費者からの需要があるようです
つまり、夏だから雰囲気だけでも蒲焼を食べたいという需要がほとんどだということなんですよね
数年度には土用の丑の日は【蒲焼】を食べよう!みたいなフレーズが聞こえてくるのかな?
そういえば今年まだウナギ食べてないな~・・・友達と1匹の蒲焼、シェアしちゃおうっかなぁ(笑)
例えば、かき氷だって、子供たちも気軽にお小遣いを握りしめて食べられるものだったはずが、
昨日テレビで見たかき氷は1,000円を握りしめないと口に出来ない代物がありました
かき氷を持ちながら食べても汚れない、こぼさないで済む容器まで目にしました
持っている手が冷たい!といいつつ、サクサクいい音をさせながらシロップと氷を上手に混ぜて、
ゆっくり食べていたら、手や口が汚れて、親の手を煩わさせている様子をよく目にしたものです
お酒だってそう!
焼酎や日本酒に、夏用、夏向けなんて目的付をしたアイテムはありませんでした
つまり焼酎は暑い日は冷たくして飲むし、寒くなれば温かくして飲むし、
日本酒も同様に、季節を問わず、上手に好みのお酒を楽しんだものなんです
それがご家庭や飲食店さんも季節を問わず、全天候型になってきました
夏はエアコンが利いて、冬は暖房が利いて、屋内にいる限り、いつも快適な環境を維持できるように
そうなると、商品自体から、季節を演出しなければなくなってきました
飲み方も、季節に応じたものではなく、好みの問題に
だから、夏と言えばビール!という代名詞が普通に根付いたんでしょうね
屋内にいても、冷たくして飲むものだし、暑い夏の日に屋外にいたら、あの冷たさはクセになりますものね
こんな風に、いろんなシーンで暑い夏の風情が昔のそもそものそれとは変わっています
是非、少し立ち止まって、子供の頃の幸せな記憶を思い出してみて下さい
そんな素直な記憶をお手本にして、立派に暑い夏をダイレクトに楽しんでみませんか?
だからといって、服を着たまま水に飛び込むなんてやめて下さいね
大人がやると迷惑ですし、行政のお世話になるかもしれませんからね
それに、暑い日の子供のみたいな恰好で、家から出ちゃだめですよ、わかりますよね(笑)
風情を楽しむために、出来ることは是非原点回帰して楽しんでみて下さいね
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